5分でわかる『銀魂(ぎんたま)』

銀魂(ぎんたま)とは?

 『銀魂』(ぎんたま)は、空知英秋による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2004年2号より連載中。
 空知の初連載作品であり、SF時代劇の体裁をとった人情コメディストーリー漫画。空知はこの作品の属性を「SF人情なんちゃって時代劇コメディー」と表現している。単行本は2017年7月現在、第69巻まで刊行されている。
 主人公が周囲の面々と繰り広げるドタバタギャグがストーリーの基本路線ではあるが、感動を誘う人情話・バトルなどによるシリアスな展開になる事も多い。将軍暗殺篇以降は連続性の強い複数の長編で構成されており、所々にギャグを挟みつつも、主要人物の死の明確な描写といった物語のクライマックスを意識した描写が多く、サブタイトルも簡略化されたりと、全体的にシリアスな作風になっている。また「主人公以外の人物が中心となって進行する」「主人公が全く登場しない」エピソードも多く見られる。主人公を始めとした多くの登場人物が必殺技を持たないのも特徴。シリアス長編でキャラクターが初登場したり、事件がきっかけで世界情勢も大きく変化する事が多い。登場キャラクターも歳を取らず、作中でも「サザエさん」と同じ方式である事がネタにされている。
 基本的には1 - 3話程度で話が完結するが、まれにシリアス・戦闘中心の内容である長編が描かれる事もある。長編以外にも、重めの話が続いた後は話は続いているが気楽な短編になる事が多い。「ひょんなことから大事件」の描写で、ジャンプ連載の弊害や格闘漫画・バトル漫画へのシフトを回避している節がある。
 単行本は2016年5月時点で累計発行部数5000万部を突破している。アニメ化もされ、話の前後に制作側の裏話を主人公達が放送時間を使用して語るなど、他のアニメではあまりやらない展開も見せる。

wikiより

表紙画像・出典:©空知英秋/集英社

あらすじ

 江戸時代末期、「天人(あまんと)」と呼ばれる宇宙人が襲来した。まもなく地球人と天人との間に十数年にも及ぶ攘夷戦争が勃発。数多くの侍・攘夷志士が天人との戦争に参加した。しかし天人の絶大な力を見て弱腰になっていた幕府は、天人の侵略をあっさりと受け入れ開国してしまう。そして幕府は天人による傀儡政権となり、天人達が我が物顔で江戸の街を闊歩するようになった。一方で国・主君のために天人と戦った攘夷志士達は弾圧の対象となり、他の侍達もその多くが廃刀令によって刀を失い、力を奪われていった。
 天人の襲来から20年後、剣術道場の跡取りの志村新八は剣術を生かす道も無く、意に沿わないアルバイトで姉である志村妙と生計を立てていた。そんな新八の前に風変わりな一人の侍が現れる。未だに変わらない侍魂を持った青年、その名も坂田銀時。銀時の男気に惹かれた新八は、侍の魂を学ぶために彼の営業する万事屋で働き出す。やがて万事屋には、戦闘種族である夜兎族の神楽・巨大犬の定春などが転がり込んでくる。
 そして万事屋ゆえに江戸のあらゆる依頼事に首を突っ込むようになった銀時達は、江戸の治安を預かる真選組・かつて銀時の盟友であった侍達等、様々な人間達と関わり合っていく事になる。

主な登場人物

万事屋

坂田銀時

 本作の主人公。「万事屋銀ちゃん(よろずや銀ちゃん)」という何でも屋を営んでいる侍。普段は死んだ魚のような気の抜けた目をしているマイペースかつ向上心ゼロの怠け者だが、決める所はビシッと決める。その正体はかつて師である吉田松陽を救うべく攘夷戦争に参加し、「白夜叉」の異名で名を轟かせた伝説の攘夷志士、そして「攘夷四天王」の一人である。現在ではお登勢の代理として「新かぶき町四天王」の一人でもある。

志村新八


 侍魂を学ぼうと銀時の元で働く、眼鏡をかけた一見気弱そうで地味な少年。作中では数少ないツッコミ役兼常識人。通称「ぱっつぁん」

神楽


 万事屋に住み込みで働く、宇宙最強を誇る絶滅寸前の戦闘種族・夜兎族(やとぞく)の生き残りの少女。その肩書きに違わず、万事屋の中でもすば抜けて戦闘力が高い。

その他にも多くの魅力的な登場人物が!

評価・感想

 万事屋の三人が依頼者や事件に巻き込まれギャグやアクションを展開していくストーリー。最初に読み始めた時は設定の詰め込み過ぎから読者を置いてけぼりにするのではないかという危惧があったが、秀逸なギャグがそれを緩和し、むしろ設定にある天人がある事で無茶苦茶なキャラを登場させることができ、さらなるギャグを展開。それらを続けていくことによって詰め込まれた設定が時間によって緩和され今では違和感なく読むことができるまでになった。


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出典:銀魂一巻より

 しかし、ただのギャグ漫画で進むだけでなく、少年漫画の王道であるシリアスなアクション長編もある。それによりいつもふざけている登場人物たちが急に剣を振り回して敵をなぎ倒していくのでそこで生まれるギャップでキャラ一人一人に人気がつくようになりさらに銀魂の人気は上昇していく。とはいえ、基本ギャグジャンルで育ち、キャラの魅力も十分に高めてしまった銀魂。他の王道漫画で展開される王道シリアスアクションで繰り広げられるキャラの生き死や何かを得て何かを失うといったこと(既存キャラの切り捨て)ができず、シリアス展開になっても「どうせ何も変わらないんでしょ?」という思いが生まれてしまい、シリアス展開が嫌悪される時期もあった。まあ、ギャグが面白いキャラが死んで次から全く出ませんでは逆に多くのファンがいなくなってしまうだろうし、逆に幽霊となって出てきましたでは興ざめではあるが・・・

 とまあ、こんな感じで短編のギャグ、ギャグからの長編、最初から長編と三つのスタイルを後半まで続けていく。そして、今現在は最終章と題を掲げ上であげたギャグ漫画のルールをぶち壊しにかかっているほぼシリアス状態(既存キャラの一時離脱)。所々でギャグが挟まるが、ここまでくればもうギャグ漫画と一言で言える人は少ないだろう。
 これから読み始める人はギャグ漫画(時々シリアス)→アクション漫画(時々ギャグ)になる漫画だということを覚えておくとすんなり展開を受け入れられるはずだ。

評価点:79点
しょーり

しょーり管理者 兼 ライター

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