5分でわかる『闇金ウシジマくん』

闇金ウシジマくんとは?

『闇金ウシジマくん』(やみきんウシジマくん)は日本の漫画家である真鍋昌平による漫画。 2004年(平成16年)から『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で不定期連載されている。通称『ウシジマくん』。単行本は2017年7月現在で40巻まで刊行され、2014年の時点で、800万部突破している。第56回(平成22年度)小学館漫画賞一般向け部門受賞作品。
 休載が多い作品であり、一つの章を終えるまでに途中で休むことが多々ある。 
「-くん」というタイトルは、当時流行した「むじんくん」(アコム)、「お自動さん」(アイフル)などのサラ金の自動契約機のネーミングから着想を得ている。作者の真鍋昌平が通っていた工業高校は底辺校で、所謂「ヤカラ」の集まりだった。そこで真鍋はいじめを受けていた。その学生時代にヤカラを観察する能力を身に付け、また、アウトローな人間には一般人にはない魅力があるため、それを表現したいという思いでこの作品を描くことになったと、2016年10月4日放送の「わざわざ言うテレビ」(テレビ大阪)で、真鍋自身が語っていた。

 2010年10月より、山田孝之主演で毎日放送(MBS)の制作によりテレビドラマ化され、その映画版が2012年8月25日より公開された。また2014年1月にはドラマの新シリーズが放送された他、5月16日には新作映画が公開された。詳細はテレビドラマの記事並びに映画の記事参照。

wikiより

表紙画像・出典:https://pc.video.dmkt-sp.jp/ti/10005140/闇金ウシジマくん

あらすじ

 10日5割の超暴利闇金融『カウカウファイナンス』の営業者・丑嶋馨の日常と、カウカウファイナンスに訪れる客およびその関係者の様々な人間模様と社会の闇を描いたストーリー。 物語は各エピソードの中心となる人物の視点で進み、丑嶋はそれらの人物に接触する狂言回し的存在である。そのため丑嶋が全く登場しない回も多々ある
 「-くん」と柔らかいイメージを想像させるタイトルに反して、多くのエピソードにおいて人々が救いのない様子に陥る様が描かれている。一般人が覚醒剤に依存し廃人となってしまう様、洗脳により自己決定が出来ない状況に陥り殺人を犯し、人体をミキサーで液体になるまで砕き遺棄する様子など、極めて陰惨な内容が大半を占める。人が依存して借金をするものがパチスロからソーシャルゲームになったりと、話が進むごとに時代の変遷も見えてくる。
 

登場人物

丑嶋馨(うしじま かおる)

 本作の主人公。『カウカウファイナンス』(闇金業)の社長。年齢は23歳。
 常に冷静沈着かつ物怖じしない性格であり、若いながらも卓越した判断力と実行力で闇金会社を経営し裏社会の修羅場を幾つも乗り越えてきた歴戦の猛者であり生粋のアウトロー。そのカリスマ性は部下はもちろん一部同業者や協力企業から畏れと尊敬を集める反面、数多くの敵を生み出し彼らから妬みや恨みを買い、また多くの登場人物を徹底的に不幸のどん底に落とすことで表現されている。仲間に対しては基本的に寛容であまり怒ることはないが、債務者に逃げられるなどのヘマをしたり、勝手な行いをした場合は容赦なく鉄槌を下す。
 自身の職業を「人並み以下でありながら人並みの生活をしているクズの人生に終止符を打つ職業」と称し「世の中は奪い合い、俺は奪(と)る方を選ぶ」と、極端な弱肉強食観を持っている。

評価・感想


出典:闇金ウシジマくん1巻

 ホラーのような怖さとはまた違った、社会の闇に着目し人間の怖さを表した漫画。怖さはウシジマくん達制裁を与える側はもちろん、各章の登場人物達の考え・堕落までのストーリー(むしろこっちの方が怖い)がある。お金持ちの上位層・社会に出てまだ働いていない学生の人達がこの漫画を読むと考えられないフィクションの世界と割り切れ一つの面白い漫画として読むことができるが、中間層から下位層・すでに社会に出て働いている人達がこの漫画を読むと決して人ごとには思えないリアルさを感じることだろう。
 実際落ちるところまで落ちれば「漫画の内容のように悲惨なことにもなりかねない」可能性がわずかでもある社会において、一つのバッドエンドストーリーをくれるこの漫画は闇の世界を知る教科書になり得るほどの力を持つだろう、ということでこれから夢を持ち社会へ出ていく大学生・高校卒業間近な少年少女にある意味おすすめな漫画だ。

 漫画の外側ばかりを語ってしまったが、それほど現実に当てはめて考えられるほどのリアルさと闇がこの漫画にはあるということだ。読めばわかるという言葉はこの漫画にこそふさわしい。

評価点:91点
しょーり

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