5分でわかる『奴隷区 僕と23人の奴隷』

奴隷区 僕と23人の奴隷とは?

 小説・コミック投稿・販売プラットフォーム「E★エブリスタ」にて1660万閲覧、コミック・小説が累計150万部を突破している。
 SCMという機械をつけた者同士で勝負をし、勝てば相手を奴隷に負ければ自分が相手の奴隷になるという話。登場人物の名前は東京23区の名称になぞらえられており、登場人物の数もおよそそれくらいいる。主人公は明確に決まっておらず、話ごとで変わり、全ての登場人物にその機会がある。(原作が小説のためだろう)そしてその話だけの登場では終わらず別の登場人物が主人公のときに現れては勝負されたり、奴隷として利用されたりと単発の登場では基本終わらず、突然思い出したかのように過去の人物が登場する。

最終巻の最後では奴隷区の幅を大きく広げた「奴隷区 僕と23人の奴隷」の続編的内容となる「大奴隷区」の連載が発表され、現在連載中。(2017/9/2)

2014年に元AKB48の秋元才加と『GANTZ』シリーズなどの本郷奏多が主演で映画化もされている。

表紙画像・出典:https://www.amazon.co.jp/奴隷区-僕と23人の奴隷-アクションコミックス-オオイシ-ヒロト/dp/4575841714

あらすじ

 舞台は東京23区。彼氏に一方的に振られたという女友達の話を聞いた荒川エイアはその友達の元彼に興味を持ち、ガツンと言うためにその元彼・太田ユウガと出会う。ユウガは別れた理由を最初話したがらなかったがエイアの行動力と観察眼に興味を持ち別日にエイアだけに話すと告げる。そして、別日再び会ったときユウガは別れた理由を説明すると同時にエイアにある話を持ちかけた。それはSCMの存在とSCMで相手を奴隷にできるという話。
 すでに2つのSCMを持ち、試したくてうずうずしていたユウガだが、負ける可能性も考え保険として知性と信頼、行動力と度胸を持ったエイアを仲間にしようと考えていた。半信半疑の状態だったエイアだったがユウガの「自分を試したい」という言葉に共感し協力することに。

 一方、また上記の二人とは別にSCMを手に入れていたホスト・新宿セイヤは客である豊島アヤカと出す手を決めたじゃんけんをしてアヤカを奴隷にしようと考えていたもののSCMのことを知っていたアヤカが出す手を変えてしまい敗北。セイヤはアヤカの奴隷となってしまう。アヤカはセイヤになぜ自分を奴隷にしたのか興味本位で訊く。SCMで奴隷にされたものは主人に嘘をつけないためセイヤの口から「太客として扱うのがうざくなり、金だけを落とすようにしたかった」と本音が出る。さらに自分の出したお金で彼女と旅行をしていたと知ったアヤカはセイヤを無理やり自分の彼氏にしてしまう。

 後日、アヤカとセイヤのいるホストクラブにエイアとユウガが現れ奴隷になるかならないかの勝負を挑む。アヤカは戸惑うもセイヤは冷静に自分達は以前からマークされていたことを思い出し、仕方なく受けることに。ゲームの内容は「イッセーノ」。参加者全員でせーのの掛け声とともに親指を出して立っている親指の合計を予想するゲーム。セイヤが1抜け、ユウガが2抜け、アヤカが3抜け、そして負けはエイアとなった。しかし、エイアはSCMをユウガから受け取っているもののまだ使用してはおらず、奴隷にならない。つまり、SCMをつけたものの中で負けたのは3抜けのアヤカだったので主人であるアヤカとセイヤはユウガの奴隷になる。さらにその瞬間アヤカとセイヤの主従関係が消え、怒りを蓄え続けていたセイヤは勝負の終了と同時にアヤカを殴り続けた。
 SCMをつけたもの同士のサバイバルが始まる・・・。

登場人物

 

荒川エイア

 本作主人公の一人。行動力、観察力、そして知性を備えた女性。無機質な日常に冷めてい彼女はユウガとSCMとの出会いによりサバイバルに仮参戦(SCM未使用)することに。

大田ユウガ

 本作主人公の一人。SCMを持つもまだ試せずにいた。勝負の際の仲間ともし負けた時の保険としてエイアに協力を求め、了承後サバイバルに本格参戦していく。

画像出典:http://natalie.mu/comic/pp/dfo/page/2
    :http://mouhitotunosekai77.blog.fc2.com/blog-entry-1148.html
    :奴隷区 僕と23人の奴隷 一巻より

感想・評価

 題名に「奴隷」とあるが、連想するグロい描写はそれほどなく、人間の本能を出させた性的な描写もほとんど初回のみのためこの2点を期待して購読した人は少し物足りなさを感じることだろう。じゃあ奴隷として相手をどうするのかといえば、グループを組んで主人(リーダー)の考えに沿って他のグループと戦ったり、奴隷を増やしたりというだけ。興味本位でSCMを始めたりが多いので登場人物が多い割にはっきりとしたSCMを使う意識や目的がないため、やはり、奴隷という言葉からこの漫画を見始めた人は脱落する可能性が高い。
 主人公を明確に一人に絞り、漫画一巻で必ず一回の登場と勝負をするのと、勝負をする相手をもっと悪人にすればもっとよかったかなという印象。主人公ってやっぱりいた方がいいな、そう思わせる漫画

奴隷区 僕と23人の奴隷のここが面白い!

 サブタイトルの「僕と23人の奴隷」の通り23人のサバイバル参加者がいるのだが、それぞれの人間性や生き方が主人公単位で描写されてサバイバルに参加していくので奴隷をかけた勝負やグループ戦により深みが出る。それに、23人の退場は一切ないので一人に絞らず柔軟にキャラを受け入れていける人にとっては面白く感じるだろう。
 ジャンルは全体の流れと内容からサスペンス・ミステリーのカテゴリに加えたがある意味23人のヒューマンドラマと言っても相違ないかもしれない。

評価点:50点
しょーり

しょーり管理者 兼 ライター

投稿者プロフィール

ライターのしょーりです。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

スポンサーリンク↓  

ピックアップ記事

  1. 死役所とは? [su_list] 『死役所』(しやくしょ)は、あずみきしによる日本の漫画作品…
  2. 我妻さんは俺のヨメとは? [su_list] 『我妻さんは俺のヨメ』(わがつまさんはおれのヨ…
  3. 徒然チルドレンとは? [su_list] 『徒然チルドレン』(つれづれチルドレン)は、若林稔…
  4. 間違った子を魔法少女にしてしまったとは? [su_list] 2016年10月14日より、W…
  5. 高台家の人々とは? [su_list] 『高台家の人々』(こうだいけのひとびと)は、森本梢子…
  6. 三月のライオンとは?  『3月のライオン』(さんがつのライオン)は、羽海野チカによる日本の漫画…
  7. DAYSとは? [su_list] 『DAYS』(デイズ)は、安田剛士による日本の漫画作品。…
  8. 亜人とは? ・『亜人』(あじん)は、桜井画門による日本の漫画作品。『good!アフタヌーン』(…
  9. 火ノ丸相撲とは? [su_list] 『火ノ丸相撲』は、川田による日本の漫画作品。川田の初連…
  10. 新世紀エヴァンゲリオン(漫画版)とは? ・貞本義行によるコミカライズ(漫画化)作品。『月刊少年…

スポンサーリンク




ピックアップ記事

  1. 『日常』とは? ・『日常』は、あらゐけいいちによる日本のギャグ漫画。KADOKAWA(旧角川書…
  2. 人は見た目が100パーセントとは? [su_list] 『人は見た目が100パーセント』(ひ…
  3. この音とまれ!とは? [su_list] 『この音とまれ!』(このおととまれ)は、アミューに…
  4. DEATHNOTE~デスノート~とは?  『DEATH NOTE』(デスノート)は、原作 - …
  5. 氷菓とは? [su_list] ライトノベルの新人賞である角川学園小説大賞のヤングミステリー…
  6. 聲の形(こえのかたち)とは? ・『聲の形』は、大今良時による日本の漫画。最初の作品が45Pで『…
  7. アカメが斬る!とは? [su_list] 『月刊ガンガンJOKER』(スクウェア・エニックス…
  8. ハイキュー!!とは? [su_list] 『ハイキュー!!』は、古舘春一による高校バレーボー…
  9. アオハライドとは? ・『アオハライド』(AO--HARU--RIDE)は、咲坂伊緒による日本の…
  10. からかい上手の高木さんとは? [su_list] 『からかい上手の高木さん』は、山本崇一朗に…

次に見るべき記事

  1. 2017-9-27

    5分でわかる『弱虫ペダル』

    弱虫ペダルとは? ・『弱虫ペダル』(よわむしペダル)は、渡辺航による日本の少年漫画作品。秋田書…
ページ上部へ戻る