バクマン。とは?

・『バクマン。』は、原作・大場つぐみ、作画・小畑健による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)2008年37・38合併号から2012年21・22合併号まで連載された。単行本は全20巻。その内容から様々な世代に支持された。

・高い画力を持った真城最高と文才と発想に長けた秀才である高木秋人を主人公とし、二人の少年がコンビを組んで漫画家を目指していく道のり・その活動を描く。物語は連載開始時と同じ2008年から始まるが、話の進行によって現実世界を追い越す様になる。最終話時点で劇中年月は2018年9月となっている。

・『バクマン。』の連載が始まって以降、この漫画の影響と思われる低年齢層の『WJ』編集部への漫画の持ち込みが増えている。

・2010年10月から、NHK教育テレビジョンにてテレビアニメが放送された。

リアル志向

・本作では多くの漫画関係の固有名詞が実名で使用されている。まず作中で主人公達が漫画を持ち込む雑誌は連載誌である「集英社の『週刊少年ジャンプ』」であり、『WJ』掲載作品は『ONE PIECE』『ドラゴンボール』等と多くの作品が登場している。こうした実名は集英社関係に留まらず、『あしたのジョー』(『週刊少年マガジン』講談社)といった他社の作品も登場している。また『WJ』で活躍経歴のある漫画家達の名前も登場する。『WJ』特有のシステムであるアンケート至上主義・それによる打ち切り・専属契約制度についても詳しく説明されており、現実の『WJ』が忠実に描かれている。
 登場する編集者の人名も実在の『WJ』編集者をモデルにしている。

wikiより

表紙画像・出典:https://www.amazon.co.jp/バクマン%E3%80%82-1-ジャンプコミックス-大場-つぐみ/dp/4088746228

あらすじ

 2008年、舞台は埼玉県谷草市。中学3年生の真城最高(サイコー)高い画力がありながらも将来に夢を持たず、ただ流されて普通に生きていくだけの退屈な日々を送っていた。サイコーの叔父はかつて週刊少年ジャンプに連載し、その作品がアニメ化もされた漫画家・川口たろうで、連載打ち切り後の過労によって亡くなった過去があった。

 ある日サイコーは些細な出来事を切っ掛けに、秀才のクラスメイトで作家志望の高木秋人(シュージン)に「俺と組んで漫画家にならないか」と誘われる。初めはその誘いを断っていたが、声優を目指している片思いのクラスメイト・亜豆美保と「アニメ化したら結婚する、それまで互いに直接会わない」と約束した事から漫画家への道を志す事になる。
 サイコーは祖父から叔父が使用していた仕事場を譲り受け、シュージンと共にそこに籠って処女作の執筆に専念する。そんな中で手塚賞に準入選した新妻エイジが同年代である事を知りライバル視する。やがて二人三脚で苦労しながらも完成した初作品をジャンプ編集部に持ち込んだ二人は敏腕編集者・服部哲と出会い、漫画家としての資質を認められる。
 そしてジャンプの主流ではない“邪道”の作風という方向性を見出し、「亜城木夢叶」のペンネームで活動する事になった二人の漫画が『赤マルジャンプ』へ掲載された。その後も自分達の方向性に迷いながらも、エイジとの邂逅・コンビ解散の危機を経て、ジャンプでの連載を勝ち取った二人は、様々な苦境に見舞われながらもジャンプの連載作家としての道のりを歩んでいく。
 

気になったら試し読み!

 
バクマン。 カラー版 (1)
原作:大場つぐみ 漫画:小畑健 集英社
▶最終巻へ
463円 (税別)
獲得ポイント 5pt (1%還元)
【デジタル着色によるフルカラー版!】一握りの者にしか得られない栄光を手にするため、険しい“マンガ道”を歩む決意をした二人。高い画力を持つ真城最高と、文才に長ける高木秋人がコンビを組み、新たなマンガ伝説を創る!新時代成功物語開始!!

2017年12月1日より価格が480円(税別)に変更されます。
購入する

主な登場人物

WJの漫画家

亜城木 夢叶

「亜城木 夢叶」(あしろぎ むと)は、漫画家としてのサイコー・シュージンの共同ペンネーム。命名者は香耶。
豆と真と高の夢を叶える」という意味が込められており、高校入学時に「この世は金と知恵」の掲載時より使用。

真城 最高(ましろ もりたか)

 本作の主人公兼語り部。亜城木夢叶の作画担当。通称サイコー。
 平凡な人生を悲観するやや屈折した思考の少年だったが、漫画家の夢を本気で追うようになってから実直な性格になる。また負けず嫌いな一面もあり、ライバルであるエイジ・福田組・七峰ら等には対抗心を燃やし、時に感情論に近い理屈を語ることもある。
 中学の頃にクラスメートのシュージンから「一緒に漫画を描いてくれ」と誘われ、初めは渋り悩んでいたが、密かに想いを寄せていた亜豆と「アニメ化に成功したら結婚する」という約束を交わし、漫画家への道を真剣に歩み始めることになった
 恋愛に関しては携帯小説などの恋愛描写にはドライな反応を示す反面、自身はシュージンが引く程のロマンチストである。

出典:https://www.amazon.co.jp/バクマン%E3%80%82-1-ジャンプコミックス-大場-つぐみ/dp/4088746228

高木 秋人(たかぎ あきと)

 本作のもう1人の主人公。亜城木夢叶の原作担当。通称シュージン。
 学年主席の成績を誇る秀才で、小学生の頃から読書感想文で表彰されるほど文才に長ける。漫画を深く愛しており、自身も漫画家になりたいという夢を持っていて、中学時代にサイコーの絵の上手さに惚れ込み、漫画家の道に誘った。
 人気を取るにはどうすればいいかを考えてヒットを出す「計算タイプ」の作家であり、少年漫画の王道である『ONE PIECE』のようなバトル中心の作品から外れたタイプの作品、いわゆる“邪道”(本作での自虐を込めての呼称)に特に力を発揮する。実際に「この世は金と知恵」は編集部・エイジからも高い評価を受ける。

出典:https://www.amazon.co.jp/バクマン%E3%80%82-2-ジャンプ・コミックス-小畑-健/dp/4088746449/

新妻 エイジ(にいづま エイジ)

 本作のキーパーソンであり亜城木のライバルキャラの一人
 『WJ』で10年に1人の逸材と言われている新進気鋭の天才漫画家。6歳の時からペンを握っているため、その画力は新人離れしており、デビュー前から毎月作品の投稿を行っていた。佐々木編集長自らがスカウトに訪れた際、連載のために上京する条件として、「自分が『ジャンプ』で一番人気の作家になったら、自分の嫌いな漫画をひとつ終わらせる権限」を要求した。
 自分の作るキャラは考えなくても勝手に動くという「天才タイプ」の漫画家である。得意な分野は「王道」のバトル漫画。特に「ヒーローが悪をやっつける」勧善懲悪モノを好む。

出典:https://www.amazon.co.jp/バクマン%E3%80%82-3-ジャンプコミックス-大場-つぐみ/dp/4088746775/

その他主要キャラ

亜豆 美保(あずき みほ)

 本作のメインヒロイン。サイコーの想い人であり、約束の相手
 亜城木の二人とは中学生時代から付き合いだが、実は小学4年生時に市の展覧会に出展されたサイコーの絵を見た時から、彼に対して密かに好意を抱いていた。
 非常に恥ずかしがり屋な性格だが、声優を志している。亜城木が描いた漫画がアニメ化した際、そのヒロイン役の声優を担当し、サイコーと結婚するという約束をしている。
 中学卒業後、八王子市に移った後にプリンスエイトに所属して声優デビューし、深夜枠のアニメでレギュラーも取れるようになり、声優としての道を順調に歩んでいる。

出典:https://www.amazon.co.jp/バクマン%E3%80%82-4-ジャンプコミックス-大場-つぐみ/dp/4088747194/

週刊少年ジャンプ(WJ)編集部

服部 哲(はっとり あきら)

 相田班所属の『WJ』編集者。亜城木夢叶の初代および3代目担当。
 「漫画をヒットさせるか、させないかは博打」という考えを持っており、どんな相手(それこそ当時中学三年生の亜城木)にも真摯に対応し、率直で的確なアドバイスを行う上、担当する漫画家と二人三脚で活動していくスタイルを取っており、亜城木からも「当たり」と手腕を評価されるなど、周りからの信頼は厚い
 亜城木の才能には期待を寄せており、非常に熱心な指導を行っている。2人には経験も必要と考えているが、漫画への情熱や努力ぶりに舌を巻くこともある。「疑探偵TRAP」連載開始前には、2人の高校在学中での連載を編集長らに認めさせることに成功した。

出典:http://kansuto.com/11408

評価・感想

 ”漫画家の漫画”という少し地味に思うような題材だが、侮ることなかれ。作家同士の誌面への掲載&掲載順をかけたバトル、作品を生み出すのに必須な作画と原作主人公二人の友情、そしてあの週刊少年ジャンプの連載を勝ち取るための様々な努力と連載の権利を獲得した瞬間の勝利・・・。
 アクション漫画やSF、ファンタジーでなくあくまでヒューマンドラマというジャンルでジャンプの掲げるスローガン「友情、努力、勝利」を満たすこれほどの王道の邪道バトル漫画はバクマン以外に存在しないと断言できる。

バクマンの作中で描写される主人公達の描く邪道漫画"この世は金と知恵"
出典:yokimangamotomu.blog24.fc2.com

 
 若い漫画家コンビが連載を狙いがむしゃらに漫画を考え、描き続ける姿に感化され実際に漫画を描きたいと思ったり、漫画でなくとも一生懸命に頑張ってみようと思わせる熱量がある。実際にバクマンの影響で漫画の持ち込みが増えているという事実に納得できるほどだ。
 ということで、読んで損はないというか絶対に読んでおくべき漫画だろう

全力を注いで描いた"この世は金と知恵"の連載ネームだったが、順位が3位と聞き連載を諦めネームを川に捨てた。
出典:http://d.hatena.ne.jp/sangencyaya/20090307/1236376659

バクマン。のここが面白い!

 バクマンの面白さはいくつもあり、一つに選びまとめるのは難しいがあえて挙げるとするなら面白さに加え専門性の部分も兼ね備えた漫画制作と編集(特に週刊少年ジャンプ)の裏側が明かされる暴露的な部分を覗けることだ。
 本物の漫画家さんが描いた「漫画の作成の裏側」ならばそこにフィクションはないと思っていいだろう。漫画家を目指す者はぜひ知っておくべき内容とも言える。

連載漫画家に伝えられる速報と本ちゃんというシステム。速報は漫画の路線を決定するのに使われ、本ちゃんは打ち切り漫画の決定等に使われるらしい。
出典:http://mame-tanku.com/archives/55460733.html
漫画家から文句を受ける編集者服部雄二郎。
出典:http://buzz-manga.blog.jp/BAKUMAN-vol1-20-All-Volumes.html
編集者の持論も展開。これに従えば人気漫画を制作できる!?
出典:http://inumenken.blog.jp/archives/6710522.html
評価点:90点
しょーり

しょーり管理者 兼 ライター

投稿者プロフィール

ライターのしょーりです。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. はねバド!とは? [su_list] 『はねバド!』は、濱田浩輔による日本の漫画。高校女子バ…
  2. ライアー×ライアーとは? [su_list] 『ライアー×ライアー』は、金田一蓮十郎による日…
  3. DAYSとは? [su_list] 『DAYS』(デイズ)は、安田剛士による日本の漫画作品。…
  4. 私たちのヒミツ事情とは? [su_list] プチプリンセスにて連載中。既刊4巻(2018/…
  5. ReLIFE(リライフ)とは? ・『ReLIFE』(リライフ)は、夜宵草による日本の学園漫画。…
  6. 七つの大罪とは?  『七つの大罪』は、鈴木央による日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』2011…
  7. 宇宙を駆けるよだかとは? [su_list] 2014から2015年に「別冊マーガレット」(…
  8. 新世紀エヴァンゲリオン(漫画版)とは? ・貞本義行によるコミカライズ(漫画化)作品。『月刊少年…
  9. ばらかもんとは? ・ばらかもん』は、ヨシノサツキによる日本の漫画作品。『ガンガンパワード』(…
  10. 焼きたて!!ジャぱんとは? ・『焼きたて!! ジャぱん』(やきたてジャぱん)は、橋口たかしによ…

スポンサーリンク




ピックアップ記事

  1. 氷菓とは? [su_list] ライトノベルの新人賞である角川学園小説大賞のヤングミステリー…
  2. アオハライドとは? ・『アオハライド』(AO--HARU--RIDE)は、咲坂伊緒による日本の…
  3. ハイキュー!!とは? [su_list] 『ハイキュー!!』は、古舘春一による高校バレーボー…
  4. 人は見た目が100パーセントとは? [su_list] 『人は見た目が100パーセント』(ひ…
  5. NARUTO-ナルト-とは?  『NARUTO -ナルト-』(ナルト)は、岸本斉史による日本の…
  6. 『日常』とは? ・『日常』は、あらゐけいいちによる日本のギャグ漫画。KADOKAWA(旧角川書…
  7. コウノドリとは? [su_list] 『コウノドリ』は、産婦人科を舞台にした作品で、2012…
  8. DEATHNOTE~デスノート~とは?  『DEATH NOTE』(デスノート)は、原作 - …
  9. 復讐の未亡人とは? [su_list] 本作『復讐の未亡人』は、月刊電子漫画誌「毒りんごco…
  10. オオカミ少女と黒王子とは? [su_list] 『オオカミ少女と黒王子』(オオカミしょうじょ…

次に見るべき記事

  1. 2017-9-16

    5分でわかる『月刊少女野崎くん』

    月刊少女野崎くんとは? ・『月刊少女野崎くん』(げっかんしょうじょのざきくん)は、椿いづみによ…
ページ上部へ戻る