亜人とは?

・『亜人』(あじん)は、桜井画門による日本の漫画作品。『good!アフタヌーン』(講談社)にて、23号(2012年7月6日発売)から連載中。

・単行本第1巻までは「作画:桜井画門、原作者:三浦追儺」とされていたが、第2巻より桜井の単独名義となる。桜井は自身のブログで2巻(第0話から第5話以降)からはすべて自らが作っていると明かしているが、原作者が半ばで降りたわけについては語っていない。

・2015年に劇場3部作としてアニメ化され、2015年から2016年までにかけ3部上映。2016年にはテレビアニメが分割2クールにて全26話放送。2017年には実写映画が公開。

表紙画像・出典:https://www.amazon.co.jp/亜人-1-アフタヌーンKC-三浦-追儺/dp/4063878686

あらすじ

 17年前のアフリカの戦場で死ぬことがない新生物「亜人」が発見された。世界は大きな騒ぎに包まれたが、死なないことを除けば人間と変わらないことが明らかになると人の心に止められることはなく、日本でも発見例はあるものの数は少なく都市伝説扱いされていた。

 初夏、友達と下校中だった主人公・永井圭は突如交通事故に遭い轢死するが、すぐに立ち上がり生き返った。その時、周りの者達はもちろん永井は自分が亜人であるとすぐに理解した
 学校の授業でも亜人が取り上げられ、「亜人は人間ではない」「亜人は研究材料にされる」「亜人は狩猟の対象になる」という話になったことを覚えていた永井は周りの目に恐怖を感じ現場から逃走。敢え無く政府に追われる身となった。
 一人森に身を隠す永井の元に一本の電話がかかって来る。電話の相手は自分が罵り、友達ではないとまで言って卑下していた幼馴染みの海斗だった。海斗は迷うことなく永井の元に現れ逃走の手助け。そのまま都会から離れた九州へバイクで目指すこととなった。

 永井は海斗との逃走中、賞金目当てに自分を捕らえようとする若者やバイクに狙われたりするも自分の中に眠っていた亜人の力で撃退する。そして思い出す、亜人の力はトラックに轢かれた時に目覚めたのでなく昔から自分は亜人であり、その力に気づいていたことに・・・。

気になったら試し読み!

 
亜人 (1)
漫画:桜井画門 原作:三浦追儺 講談社
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500円 (税別)
獲得ポイント 5pt (1%還元)
「亜人」と呼ばれるその生物は「死なない」。高校生・永井圭はある日、交通事故で死ぬが、その直後に生き返った。それは、彼が亜人であり、人間ではないことを意味する。圭をとりまく環境は一変した。彼は人間たちから逃げ惑うことになる。友人のカイは、怯える圭を助けるために駆けつけ、ふたりで人里を離れて山の中に逃げ込んだ。そんな彼に人間と敵対する亜人たちが接触してきた。――彼は何と戦い、誰と生きればいいんだろう?
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主な登場人物

永井 圭(ながい けい)

 本作の主人公。亜人
 亜人の特性をすぐに理解する頭の回転の良さ、ちょっとした異変に気付く観察眼、拳銃を渡された際に説明を受けずに扱えるなど、能力が高い。さらに幼少時より亜人の特殊能力である「黒い幽霊」を無意識に発現させることができていた。
 妹から「クズ」と称されるほど利己的かつ合理的な性格
 黒い幽霊は、佐藤には「プレーン」と評されており、比較的人間に近い形状をしている。ほかの亜人達と違い黒い幽霊を同時に複数体(本人曰く最高で9体)、しかも長時間出現させることができるが、命令はあまり聞かず暴走することが多い

出典: cdn.moae.jp

海斗(かいと)

 圭の幼少時からの友人であるが、一方的にその関係を絶たれる。圭とは別の北高という高校に通っているが、疎遠になった後も圭のことを友人と思っており、圭が亜人であるということが発覚した時も変わらず接した唯一の人物
 圭の母親によると犯罪者の息子らしいが詳細は不明。前向きな思考回路を持ち、亜人に対して理解のある態度を示す
 亜人であると判明した直後の圭の逃亡を手助けし、自らの命に危険がおよぶ場面になっても圭を守ろうと奮闘する。しかし度重なる生命の危険に見舞われたことから単身での逃亡を選んだ圭に置き去りにされた。

出典: cdn.moae.jp

黒い幽霊

 通称IBM(Invisible Black Matterの略)。「亜人」の操ることができる自身の分身のような存在。全身が包帯で巻かれた人のような姿をしており、単行本の表紙を飾るなどこの作品を象徴する重要な存在。
 科学的には屈折率がおよそ1.000292パーセントの完全に透明な物質で構成されており、亜人同士にしかその姿を見ることはできないが、足あとは残るなど霊的な存在ではなく物質であるとされている。しかし、強い殺意を感じたときだけ、通常の人間でも姿を確認できる。また人の体を一撃で引き裂くなど高い戦闘力を持っている。
 また亜人だからといって全員が黒い幽霊を出せるわけではない模様。だが、死に続けることでIBMの出現の可能性は上がる。

出典:http://morimoricamp.com/post-6876/

評価・感想

 不死という優位な特性と戦闘力の高い黒い幽霊を出現させられる亜人だが、死んでも生き返るという特性以外普通の人と変わらないのにも関わらず多数派の普通の人間に差別され、捕獲された亜人に関しては人権を剥奪され企業の死ぬほど危険な実験を受けさせられる
 この漫画はある特徴を持った少数派の人間を多人数で差別する現代にもはびこる事象を人と亜人の二種類の人間にうまく置き換え、多数派(普通の人間)の人間がある日突然少数派(亜人)になった時の反応とそれに対する周りの反応を上手く描写している。さらには犯罪を犯した父を持ち亜人ではないが少数派として差別される側の人生を送ってきた主人公の幼馴染・海斗が少数派も多数派も関係なく亜人と発覚した永井に対して手を伸ばす優しさには感動すら覚える。

 海斗は犯罪者の子と言われ、合理性を求める永井はなんの迷いもなく海斗との関係を絶った。
出典:http://manga-kuroyan.com/202.html

 亜人であることは死んで初めてわかるため一度死ななければ亜人であるかどうかわからない。つまり、もしかすると自分たちも亜人である可能性があるのにそんなことつゆ知らず、「死んで亜人だったお前が悪い」と言わんばかりの多数派の登場人物達の無慈悲な考えは実際の現代社会でも似たような現象がいくつもあり、全くフィクションではない。その点も加味しなかなかに考えさせてくれる魅力ある漫画と言えるだろう。

 交通事故に会い轢き殺されたにも関わらず、なぜか生きている。永井は亜人だった。
出典:http://www.dokusyo-geek-ki.com/entry/2016/05/27/080000

亜人のここが面白い!

 後半になるにつれて多数派の普通の人間の行動や考え方に痺れを切らし、亜人の佐藤という男が亜人で人体実験していた企業やそれを黙認していた国を相手にテロ事件を起こしていく

 亜人佐藤がネットを使い、テロを起こすと宣言した。
出典:https://ameblo.jp/yoshiki-0722/entry-12049854805.html

 なぜ、テロが起こるのか?亜人の中のテロは規模が想像以上だが、リアルでもテロが起こる原理は亜人の佐藤のような者の考え方と亜人という少数派を取り巻く差別的な周りの反応が原因かもしれない。そんな風に考えて読むとより亜人の面白さに引き込まれるだろう!


出典:http://manga-kuroyan.com/366.html

評価点:72点
しょーり

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