『式の前日』の評価・感想 ヒューマンドラマの集大成短編集!

式の前日とは?

  • 『式の前日』(しきのぜんじつ)は、穂積による日本の短編漫画作品、及び同作を表題作とする短編集
     
  • 2010年、『月刊フラワーズ』コミックオーディションで銀の花賞を受賞し、フラワーズ2010年11月号増刊『凛花』に掲載されたデビュー作。2012年9月、本作を表題作とし、他5編を収録した短編集が刊行された。
     
  • このマンガがすごい! オンナ編」で第2位「このマンガを読め!」で第5位「全国書店員が選んだおすすめコミック」で第12位にランクイン第4回ブクログ大賞のマンガ部門大賞受賞
     

表紙画像・出典:https://www.amazon.co.jp/式の前日-フラワーコミックス-穂積/dp/4091345859

あらすじ & 評価・感想

 収録された話は計7つの短編と、数少なくどれも短い話ではあるが心温まるエピソードが盛りだくさん
 双子の兄弟、ワケありの親子、結婚をひかえた男と女…。“ふたりきり”という情景を温かく、鮮やかに切り取った珠玉の短編よみきり集。新進気鋭の著者・穂積のデビューコミックスにて最高傑作。

 

気になったら試し読み!

 
式の前日
穂積 小学館
400円 (税別)
獲得ポイント 4pt (1%還元)
双子の兄弟、ワケありの親子、結婚をひかえた男と女…。“ふたりきり”という情景を温かく、鮮やかに切り取った珠玉の短編よみきり集。新進気鋭の著者・穂積のデビューコミックスにて最高傑作。
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式の前日

あらすじ
 一つ屋根の下で仲良く暮らす男と女。そして明日に結婚式を控えている。式を前に男女は何を思い、何を語り合うのか・・・。
 
評価・感想
 結婚式を前にしたある男と女が醸し出す独特な雰囲気が心地よく、読み終える頃にはあったかい気持ちとちょっと寂しい気持ちが混じり合った複雑な気持ちにさせてくれる話。そして話が終盤になるに連れてちょっとした驚きもあるのでぜひ実際に漫画を読んで確認してほしい。

あずさ2号で再会

あらすじ
 夏の真っ只中、一人家で留守番をする少女の元に一人の男が訪ねてくる。その男は少女の父親で、アイスを食べたり、洗濯を手伝ったりと一日中部屋でまったりと過ごす。少女にとっては普通の父親、一年に一回だけ会える普通の父親
 
評価・感想
 普通の父親と普通の少女の普通の一日が繰り広げられる話。しかし、話を最後まで読むと何気ない普通の日々が一番いいのだと教えてくれる話になっている。

モノクロ兄弟

あらすじ
 双子の兄弟がずっと片思いしていた女性が亡くなってしまい、久しぶりに顔を合わせた双子が飲み屋で語り合う話。お互い昔の話になり、双子の片方が亡くなった女性と付き合っていたと今まで嘘をついていたことを明かし・・・。
 
評価・感想
 最初全てを読んでも少しわかりにくいかもしれない。しかし、意味がわかるとその話に対してのイメージが180度違って見えるようになり、悲しさなど吹き飛んでしまう。

夢見るかかし(前編・後編)

あらすじ
 たった一人の家族である妹を大切に思ってきた兄の話。妹を本当の親のように守り続け、妹に近づく男は力づくで追い払ってきたが、ある時、妹に恋人ができてしまい兄は自分の居場所を失って都会へ逃げてしまう。そんなある日ポストに宛先不明の手紙が届く。手紙には妹の結婚式が催されることが記されており、兄は急いで妹の元へと向かう・・・。
 
評価・感想
 この漫画唯一の前編後編のある話。大切なものが自分から離れてしまう寂しさに向き合えず逃げた兄が現実に向き合い妹の結婚を見守る姿に感動する。

10月の箱庭

あらすじ
 孤独な作家の前に突然親戚だという制服を着た少女が現れる。彼女は突然現れて作家の身の回りの世話をするがその目的とは・・・?
 
評価・感想
 この漫画唯一のミステリ要素を持った話。序盤、他の作品とは違った重々しい雰囲気で物語が始まるが、この話も他の作品同様最後は暖かな気持ちになって読み終えることができる。

それから

あらすじ
 題名の通り、式の前日のその後の話。飼い始めた野良猫目線で物語が進む。
 
評価・感想
 式が終わってそれから何ヶ月か進んだ後のエピローグ的な話。ページ数はそれほどないが、心を温めるには十分な内容だった。

出典:式の前日より

 

評価点:91点
しょーり

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