『私たちのヒミツ事情』の評価・感想 男性恐怖症女と女性恐怖症男の秘密の関係

私たちのヒミツ事情とは?

  • プチプリンセスにて連載中。既刊4巻(2018/01時点)。

表紙画像・出典:http://www.ebookjapan.jp/ebj/367214/volume1/

あらすじ

 二ノ宮麗花にはヒミツがあった。それは学生時代に暴漢におさわれたトラウマで男性恐怖症となってしまったこと。

 父が社長を務める会社に入社し、女性ばかりの秘書課に配属されたものの偶然ある男性社員とぶつかってしまう。しかし、その先輩社員・桐生陸斗は自分以上に怯えた様子。なんと桐生は女性恐怖症であり、それを麗花同様周りにバレないように過ごしていたのだった
 桐生の様子を見て自分と同じだと気づいた麗花はお互いの異性恐怖症を克服するため、協力し合うことを提案。初めは断った桐生だったが、麗花がトラウマに苦しむ様子や、それを克服しようと一生懸命な姿を見て協力することを承諾。
 少しずつ気を許していく中でお互いにほんの少しだけ触れるようになり・・・。
 

気になったら試し読み!

 
私たちのヒミツ事情 (1)
小島美帆子 秋田書店
400円 (税別)
学生時代の事件がトラウマで、男性恐怖症の新米OL・麗花。会社で偶然出会った先輩社員・桐生も、何故か女性に恐怖を感じている様子で…?
購入する

 

主な登場人物

二ノ宮麗花

 本作の主人公。自身が務める社長が父であり、社長令嬢でありながら社員として働いている。暴漢に襲われてから男性恐怖症となってしまった。
 男性恐怖症になってからは男性と二人っきり、男性に後ろに立たれる・触れられるといったことに耐えられなくなってしまった。しかし、自分と同じ異性恐怖症の桐生に出会いお互いの恐怖症を克服する仲になってから、桐生には少しずつ気を許せる相手になっていく。
 靴集めが趣味だったが襲われた時にヒールを履いていて逃げられなかったので今は怖くて履いていない。

桐生陸斗

 麗花の先輩社員で女子社員からかなりモテる。しかし、女性恐怖症で女性相手には常に腰が引けている。
 自分と同じ匂いを嗅ぎ取った麗花に克服しようと提案されるが、最初は照れから女性恐怖症を否定し提案には乗らなかった。しかし、女性に囲まれる自分を麗花が助けてくれたこと、そして麗花がトラウマに悩んでいる姿を見て桐生は麗花の提案を承諾。共に異性恐怖症を克服することを受け入れる。
 ところが桐生は女性恐怖症であるにも関わらず、しきりに桐生を慕う女性からの電話がかかってくる・・・。

この漫画の特徴

異性恐怖症を慰め合う関係から恋愛へ!?

 男性恐怖症となってしまった主人公・麗花と女性恐怖症の桐生が互いに恐怖症を克服するために協力するという話。
 桐生が女性に詰め寄られ困っている場面を事情を知る麗花が助け、また逆に麗花に好意をもち積極的に近く同期社員から桐生が守ったりと互いの秘密を知る関係だからこそ助け合う、そんなシーンが印象的。


出典:私たちのヒミツ事情 1巻より

 異性恐怖症を明かしあった二人はそれを克服するためにデートや触れ合いにチャレンジしていったりと克服はもちろん、少しずつ恋愛にも発展していく。


出典:私たちのヒミツ事情 1巻より


 

桐生の裏に潜む女の影

 女性恐怖症であるにもかかわらず、桐生には情熱に満ちた女性からの電話が何回もかかってくる。電話の女が女性恐怖症の原因なのか、それとも麗花は騙されているのか?
 とにかくよくわからないが二人の関係を邪魔する存在であることは間違い無いだろう!


出典:私たちのヒミツ事情 1巻より


 

評価・感想

 互いに異性恐怖症な男女が協力して、デートやスキンシップを取りながら恐怖症を克服していこうとする恋愛漫画。どちらも恐怖症という弱い面があるため時として麗花が母性を発揮して桐生を守ることもあれば、麗花がピンチの時は桐生がイケメンっぷりを発揮して麗花を助けることもある。自然な形で攻守が逆転し、両者の優しさやかっこよさを嫌味なく発揮できるのはこの作品の設定の強みだろう。

 また、デートシーンでは最初両者とも全く余裕がなく終始おどおどしているが、二人の時間を重ねるたびに恐怖症が溶けていく。そしてそれは、桐生は麗花、麗花は桐生でなければ緩和されないという条件になっていくのも見ていて面白いし、二人の絆に誰も付け入る隙がない感じが恋愛漫画の醍醐味を発揮している。

 しかしながら、今後”他の異性はダメでも貴方だけなら大丈夫”みたいな展開になり、明らかにくっつくのが見え見え。話が進むにつれてダレて行く可能性があるのは否めない・・・。 
 

評価点:58点
しょーり

しょーり管理者 兼 ライター

投稿者プロフィール

ライターのしょーりです。

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