『DAYS』の評価・感想 走ることしかできないサッカー初心者のサクセスストーリー!

DAYSとは?

  • 『DAYS』(デイズ)は、安田剛士による日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)で2013年第21・22合併号より連載中。
     
  • 2015年、第39回講談社漫画賞・少年部門にノミネート、第40回講談社漫画賞・少年部門受賞。
     
  • 2016年1月にテレビアニメ化が発表され、同年7月から12月まで放送された。 また、青い鳥文庫から、2017年3月10日、ノベライズ『DAYS 1出会い』(石崎洋司 著)が出版された。
     

 

表紙画像・出典:http://www.ebookjapan.jp/ebj/206030/volume1/

あらすじ

 中学校ではいじめられっ子だった柄本つくしは、高校入学前に同い年のサッカーの天才・風間陣と偶然知り合い、フットサルの誘いを受ける。フットサルの試合に出場した柄本は、下手なりに必死に走ってゴールを奪う。その後風間も柄本と同じ聖蹟高校の生徒だったことが分かり、サッカー初心者の柄本がサッカー名門高校でチームメイトと共に成長していく。
 

気になったら試し読み!

 
DAYS (1)
安田剛士 講談社
通常400円(税別)
少年たちは全力で、笑い、泣き、走る!!心をジンジン刺激する!激熱サッカー漫画!!――何のとりえもない、特技もない。けれど人知れず、熱い心を秘めた少年・柄本(つかもと)つくし。孤独なサッカーの天才・風間陣(かざま・じん)。嵐の夜、交わるはずのないふたりが出会ったとき、高校サッカーに旋風を巻き起こす、灼熱、感動、奇跡の物語が幕を開ける!!
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主な登場人物

柄本 つくし(つかもと つくし)

 本作の主人公。聖蹟高校1年生。ポジションはフォワード。背番号17。
 得意プレーは、ディフェンスを外す動きとセカンドボールを拾うこと。まサッカーはまったくの初心者で運動神経も良くないが名門高校のチームメイトを驚かせるほどの忍耐力、向上心を持つ。不器用ながらも何事にも一生懸命に取り組み、その姿勢はチームメイトにも影響を及ぼす。
 父親を幼いころに亡くし、車椅子生活だが気丈に児童センターで働く母親との母子家庭で育つ。
 現時点で主将を務める水樹から2年後のキャプテンと言われている。

風間 陣(かざま じん)

 本作のもう一人の主人公。聖蹟高校1年生。ポジションはフォワード。背番号9。サッカーの天才。
 ファストフード店で柄本が不良に絡まれていたのを助けたことから柄本をサッカーに誘う。飄々とした性格で、皆の前では努力する姿を見せないが、早朝に自主練をしているのを柄本に見られたことがある。
 中学のころ監督に反抗したことにより中学校での最後の大会は出場できなかった。頭は良く、夏休み前の期末試験では全教科満点を取っている。
 家庭環境が複雑であり、母親とは別居している。

生方 千加子(うぶかた ちかこ)

 サッカー部のマネージャー。ぱっつんのロングヘア。性格は男勝りでぶっきらぼう。切れ長のきつい目付きが圧倒的な目力を生む。
 小説を書くことに夢中になっていたがコンテストでほとんど落選し挫折した経験を持つ。そのためか、毎日努力を重ねるつくしに苛立っている。当初はつくしにきつく当たっていたが、毎日愚直に努力を重ねるつくしの姿に影響される。
 何となく入ったサッカー部だったが、選手の情熱に更に影響を受け自分もチームの一員として他校に偵察に行ったりと積極的に行動するようになる。

 

この漫画の特徴

初心者が周りについていくためには努力しかなかった!

 風間陣にフットサルに誘われた主人公・柄本つくしは初めてサッカーというスポーツに触れる。人数合わせのためだったが必死にボールを追いかけて走り、爪が剥がれた状態であったのにも関わらず仲間のアシストによりゴールした。その時の達成感、そして風間という友達への憧れからつくしは次年度から通う聖蹟高校のサッカー部に入部する。
 聖蹟はサッカーの名門校であり練習はきつく、また選手はもちろん入部希望者のレベルも相当に高かった。そのため、サッカーはもちろん運動もあまりしてこなかったつくしがついていくことは難しく、風間も少し諦めかけていた。しかし、つくしは諦めず、練習でこなせなかったノルマは先輩に頼んで部活終了後にやり遂げる。「下手な自分はせめて誰よりも走らなければ」と誰よりも走り、徐々にサッカー部1年を引っ張る存在となっていく!


出典;DAYS 1巻より


 

チームメイトと他校を驚かす成長!

 ある日、つくしを含めた聖蹟サッカー部は他校との合同練習に来ていた。
 他校の生徒には背の低さや覇気のなさにつくしはちんちくりんだと罵られていたものの、いざ練習(山岳マラソン)が始まると聖蹟1年は集団の前を走り、その中でもつくしは聖蹟一年全員を引っ張るように鼓舞しながら集団の先頭を走っていた。


出典;DAYS 1巻より


 

 さらに、実際の試合形式でもつくしは下手ながらも、声をあげながら全力でピッチを駆け回りチームを盛り上げる。チームメイトは初心者で下手くそなつくしに遅れを取られまいと必死にプレイし、反対につくしが空回りしているときはチームメイトがフォローし、聖蹟の動きはますます良くなっていく。


出典;DAYS 2巻より


 7番はつくし。
 

キャプテンとしての才能

 みんなとサッカーがしたいという純粋な考えからつくしは必死で努力し、仲間を過剰にフォロー&応援する。そんな姿はサッカー部全体を盛り上げると同時に監督や現キャプテン・水樹の目に止まり次年度以降のキャプテンの可能性を感じさせた。


出典;DAYS 1巻より


 

評価・感想

 たくさんあるサッカー漫画の中でこの漫画最大の特徴としては下手くそ初心者・つくしと天才的な才能を持った経験者・風間を一つのチームに同時に投入してフォーカスすることによってサッカーを知らない読者とサッカー経験者の読者両方の層の獲得を目指している点だろう。
 初心者層にはつくしの努力でサッカーを極め仲間に認められていく姿を見せること、さらに聖蹟高校で一番上手な部長が元々初心者からスタートしたということから良い意味で敷居を低くしてサッカーを知らない読者でも面白いと感じさせ、話に入りやすい工夫がされている。また、風間の存在により経験者にしかわからない悩みや考え方が語られており、サッカー経験者にも読みやすいのではと思う。

 ただ、初心者で一年生のつくしがいきなりレギュラーになる展開は「キャプテンになる」という部長の考えのみで進んでおり、背景に説得力がなく監督は何を考えているのか?試合に出ていない3年も2年も1年何をやっていたんだ?と首を傾げたくなる。以降あまりにも現実ばなれした進行をするため、県予選で負けてもそりゃそうだろうなと感じるしかなかった。主人公補正が見え見えで少し冷めるというのが正直な感想。


出典:DAYS 3巻より


 

評価点:55点
しょーり

しょーり管理者 兼 ライター

投稿者プロフィール

ライターのしょーりです。

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  1. Nice article, i like it!

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