『ブラッククローバー』の評価・感想 大注目!ジャンプを引っ張る新世代の王道漫画!

ブラッククローバーとは?

  • 『ブラッククローバー』は、田畠裕基による日本の漫画作品。『少年ジャンプNEXT!!』(集英社)2014年Vol.2で読み切りとして掲載された後、『週刊少年ジャンプ』(集英社)2015年12号から連載中。
     
  • 2017年10月3日テレビ東京系毎週火曜夕方6時25分 & 10月6日BSジャパン毎週金曜深夜0時58分にて放送開始した。
     

表紙画像・出典:http://www.ebookjapan.jp/ebj/316589/volume1/branch14/

あらすじ

 魔法が全てを司る世界。かつて魔神から世界を救った『魔法帝』の名は代々受け継がれ、人々の憧れとなっている。魔法帝の治めるクローバー王国の辺境の村・ハージに住む少年、アスタとユノも例外ではなく、いつか『魔法帝』になるという夢を抱いていた。ところが、子供や女性であろうと皆魔法を使えるのが普通だというのに、アスタは生まれつき魔力を何一つ持たない体質で、簡単な魔法の一つも使えない。
 やがてアスタとユノは15歳になり魔道書を授けられる儀式を受ける。ユノが四つ葉のクローバーが描かれた高位の魔道書を受け取ったのに対し、アスタは魔道書を与えられもしなかった。大きな挫折感を感じていたアスタだったがユノの魔導書を狙う盗賊からユノを助けようとした時、「五つ葉の魔導書」が飛んできて本から出現した魔法を無効化できる不思議な剣で盗賊を撃退した。

 改めて魔法帝を目指すことを決意したアスタは、半年後、最低最悪の魔法騎士団と言われる「黒の暴牛」に、ユノは最強の魔法騎士団「金色の夜明け」にそれぞれ入団する。2人の魔法帝を目指すため冒険が始まる。
 

気になったら試し読み!

 
ブラッククローバー (1)
田畠裕基 集英社
【毎月恒例JC新刊発売日 !! 】魔法がすべての、とある世界――。生まれながらに魔法が使えない少年アスタは、己の力を証明するため、そして友との約束を果たすために、魔道士の頂点“魔法帝”を目指す! 少年魔法ファンタジー、ここに開幕!!
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主な登場人物

魔法騎士団・黒の暴牛

 シンボルは牛。シンボルカラーは黒。武功よりも被害額が上回るならず者たちの集まった魔法騎士団。まともな団ではないと周りからは敬遠されていて、魔法騎士団の中で最低最悪の団と呼ばれている。作中当初はマイナスに相当する「黒星」が30個あるなど問題が多い。星習得数は万年最下位だった。

アスタ

 本作の主人公。赤ん坊のとき教会の前に捨てられ、以降十五年間を同じ日に捨てられていたユノと共に貧民の孤児として過ごしてきた。己の力を証明するという幼少時に立てたユノとの誓いのため、魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指す。
 魔法の世界では珍しく魔力が一切無い。黒く薄汚れ五つ葉のクローバーが刻印されている「反魔法の魔導書」に選ばれ、そのページからは身の丈ほどの黒ずんだ大剣が出現し、それを武器として戦う。
 魔力が無く魔法が使えないのを補うための日頃のトレーニングにより、肉体は強靭かつ身体能力も高い。そのために重量を誇る魔導書の大剣も軽々と振るうことが出来る。
魔法騎士団への入団はヤミ・スケヒロに気に入られ、最低最悪の魔法騎士団と称される「黒の暴牛」へと入団した。

ノエル・シルヴァ

 本作のヒロイン。アスタと同期で「黒の暴牛」に入団した銀髪の美少女。
 王族でプライドが高く傲岸不遜な態度をとることがあるが、努力家であり年相応の可愛いげを見せる。「水魔法」の使い手で魔力量は桁違いだが、魔力のコントロールが苦手なため家族からは無下に扱われている。
 入団後の初任務で村を襲撃する一団と戦闘した際、村人を護るための覚悟を決めたことで魔導書のページに新たな魔法が刻まれた。結果としてその場に留めておく魔法だけは、魔力のコントロールが可能になった。

 

金色の夜明け

 シンボルは太陽。シンボルカラーは金色。現最強を謳われる魔法騎士団。団員は貴族のエリートのみで構成されているが、その実力を買われたことで下界出身のユノは入団を果たした。

ユノ

 アスタのライバル。アスタと同じ日に教会の前に捨てられていた少年。アスタとは対称的に黒髪にセピアの瞳の色をした眉目秀麗で、身長が高く冷静沈着でクール。幼少時に交わしたアスタと同じく「魔法帝」を目指している。
 魔力が高く自由自在に風を操る「風魔法」の使い手。自他共に認める実力を誇るがそれにあぐらを掻くことは無く、魔法の鍛練を欠かさない。また四大精霊の一つシルフに選ばれた事で、更に強力な「精霊魔法」も扱えるようになる。魔導書の授与式では四つ葉のクローバーが刻印された伝説の魔導書に選ばれる。
 魔法騎士団の入団試験で目覚ましい成績を修め、全ての魔法騎士団団長から入団を望まれたが、「魔法帝」になるための最善の道として「金色の夜明け」への入団を希望した。

 

この漫画の特徴

魔法帝を目指すアスタとユノ

 人類を滅亡に追いやろうとした魔神から世界を救った魔道士が魔法帝と呼ばれ伝説となっている世界で、魔法帝を目指すアスタとユノの二人の少年がいた。魔道書を手にしていないにもかかわらず高い魔法力を誇るユノに対し、全く魔法が使えないアスタ。それでもいつか魔法が使えるようになることを信じてアスタはトレーニングを続けていた。
 そして、15歳になったアスタとユノはグリモワール塔にて魔道書を受け取る儀式を受ける。多くの受領者が魔道書を受け取る中、ユノが受け取った魔道書はなんとかつての魔法帝も持っていた四つ葉のクローバーの紋が刻まれた魔道書だった。多くの者がユノに期待を寄せる中、アスタは魔法力が無いためにそもそも魔道書を受け取ることもなかった。
 魔法力はない、魔道書もない、そしてユノにはライバルとして見られていない?と知ったアスタは魔法帝の夢を諦めかけたその時、ユノが盗賊に襲われ魔道書を奪われそうになっている場面に出くわす。がむしゃらにユノを救おうと盗賊に向かっていくアスタの前に一冊の魔道書が現れ、本から出た魔法を消す魔法の剣の力で盗賊をねじ伏せた。


出典:ブラッククローバー 1巻より


 

反魔道書を手にしたアスタ

 アスタが手にした魔道書は焼け焦げたような外装で5つ葉のクローバーの紋が刻まれた魔道書だった。その本で使用できる魔法は本から飛び出す黒く焼け焦げたような大剣を自由に取り出すことができるのみ。しかし、その大剣は普通の剣ではなくどんな魔法もきれば消え去り、弾けば魔法を跳ね返す反魔法の魔法が宿っていた。
 剣以外取り柄のない魔法だが、これまでトレーニングを重ね身体能力を向上させてきたアスタは大剣を使いこなすことができた。


出典:ブラッククローバー 1巻より


 

最低最悪の魔法騎士団『黒の暴牛』に入団

 魔法帝になるための近道である魔法騎士団に入団すべくユノとともに入団試験を受けにきたアスタ。試験は騎士団団長たち全員が観覧する場で課題が与えられ、それをいかにクリアし、騎士団団長に認められるか否かで入団が決定する。箒に乗る試験、レンガの壁を破壊する試験、木の芽を魔法で育てる試験、空飛ぶ的を撃ち抜く試験などなど、自身の魔法力をアピールした後、自分の団へ欲しいと思った団長が挙手し受験者を獲得することで合否が決まるという仕組みとなっている。
 ユノは試験を全て好成績で通過し、ユノを獲得しようと挙手した団長は全員であった。しかし、全く自分の魔法力をアピールできなかったアスタを獲得しようとした団はどこもなかった。しかし、対人戦で相手の魔法を反魔法で破り、魔法力がないにも関わらず魔法帝になると高らかに宣言したアスタを面白いと思った魔法騎士団・黒の暴牛の団長が騎士団への入団を認めた。


出典:ブラッククローバー 1巻より

 入団した黒の暴牛はアスタを含め、個性的なメンバーばかり!

評価・感想

 かつて魔神の脅威から人類を救った魔道士・魔法帝になるため、優秀で魔法力も高いユノと魔法を消す魔法を使う主人公・アスタの二人のの成長と魔法バトルアクション漫画。アスタとユノは同じ時期に施設にやってきてこれまで一緒に暮らし、お互いをライバル視しているが、物語では優秀なユノと魔法が使えず周りから認められないアスタとしてあらゆる場面で比較を受ける。序盤は特に露骨に比較されており、優秀なユノのピンチを助けるアスタの逆転劇が非常に面白いと思った。
 しかし欲をいえば主人公はもっとライバルに対して嫉妬したり、絶望したりして株をもっと落として欲しかったなという印象。熱血で小さなことでくよくよしない性格は王道漫画においては常識なのかもしれないが反魔法という設定やユノとの比較を受ける以上、もっと悔しんだりする描写がないと主人公が活躍する場面に高揚も期待もなくなってきてしまうと感じた。


出典:ブラッククローバー 1巻より

 あともうここからはかなり批判的な内容になる。
 特に気になったのは2点あり、1点目は主人公達の目指す魔法帝というものの説明が足りていない、そして魔法帝になりたいのはわかったがどうしてなりたいのかわからないという点。例えばナルトを例にあげると”ナルト→火影になりたい”その理由は”里のみんなに自分を認めさせたい”ためでありその夢を持った理由がはっきりしているため分かりやすいが、ブラッククローバーの場合”とりあえず強いと噂なので魔法帝になりたい”なので、背景が薄く物語に深みがない。もっと魔法帝になった時のメリットとか田舎は不遇を受けてて〜みたいな魔法帝を目指す理由を放置せずちゃんと描写すべきだと思った。
 2点目は設定、展開、背景などなど既視感が強すぎるという点。アスタとユノの関係性はナルトとサスケ、反魔法はエムゼロやとある魔術の禁書目録、黒の暴牛はフェアリーテイルや7つの大罪などなど、この漫画を読めば読むほどこの場面・この設定どこかで見たことあるという印象強くなっていく。勘違いしないで欲しいのは別に他作品の内容をパクっているわけではなくブラッククローバーなりのアレンジを加えている。しかし、やっぱりどこかで見た感が残ってしまう。
 もう王道漫画はそもそもそういう風になるしかないなのかな〜、でも正直この漫画の作者の前作ハングリージョーカーの方が個性が見えて面白かった。
 

評価点:61点
しょーり

しょーり管理者 兼 ライター

投稿者プロフィール

ライターのしょーりです。

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