『転生したらスライムだった件』の評価・感想 リアルで底辺、転生では最弱のスライム!

転生したらスライムだった件とは?

  • 『転生したらスライムだった件』は、伏瀬による日本のWEB小説作品。小説投稿サイト『小説家になろう』にて2013年2月20日から連載された。大筋プロットとして大幅に改訂し、マイクロマガジン・GCノベルズより2014年5月から出版されている。
     
  • 川上泰樹画による漫画が講談社『少年シリウス』誌面上で2015年5月号から連載中。
     
  • 2017年3月時点でのシリーズ累計は200万部、その翌年アニメ化決定の2018年3月時点で書籍の累計が450万部を突破した。
     

表紙画像・出典:http://www.ebookjapan.jp/ebj/334900/volume1/

あらすじ

 婚約者を連れた会社の後輩に結婚の相談を受けることとなった三上悟は通り魔に刺されて死んでしまい、異世界の洞窟でスライムとして転生した。
 
 スライムとして転生した異世界の洞窟で「ヴェルドラ」と名乗る巨大な竜と出会い、ヴェルドラは主人公にリムルの名を贈り、主人公はヴェルドラと自分に「テンペスト」のファミリネームを名づけて友達となる。ヴェルドラは過去の勇者によって洞窟内に封印されており、いつか封印を解くことを誓い、リムルは転生したときに身に付けた能力、”捕食者”で封印結界ごとヴェルドラを収納。洞窟を出て旅に出ることを決める。
 しかし、ヴェルドラを自分の体に収納したことでヴェルドラによって護られていたジェラの大森林には多くの魔物が縄張りを求めてゴブリンと牙狼の抗争やオークの襲来など様々な出来事が起きていた。そこで洞窟内の魔物を倒し、捕食しながらスキルやスキルを使った発声を身につけたリムルはその特異で数あるスキルを用いて森での出来事を少しずつ解決に導き、森にいた多くの種族を統率。そして魔物達に名前を与え、魔物達は進化し戦力と部下を次々に手に入れていく・・・。
 

気になったら試し読み!

 
転生したらスライムだった件 (1)
原作:伏瀬 漫画:川上泰樹 キャラクター原案:みっつばー 講談社
通常500円(税別)
WEBで記録的なPVを集めた異世界転生モノの名作を、原作者完全監修でコミカライズ!巻末には原作者書き下ろしの短編小説を収録した、ファン必携の単行本いよいよ発売!
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主な登場人物

ジュラ・テンペスト連邦国

 ジュラ・テンペスト連邦国、略称:魔国連邦(テンペスト)は魔人リムルを盟主としてジュラの森に住む魔物種族の集落が連携・同盟した大同盟国家。ジュラの大森林全域を領土とするテンペストは世界の中心に位置している。
 また、テンペストは人間と魔物の友好を目的としている。
 

リムル=テンペスト

 主人公。異世界の人間(日本人)である三上悟という37歳のサラリーマンが通り魔に刺されて死亡し、スライムに転生した。
 その後、異世界で最初に縁を持った同郷人である井沢静江(シズエ・イザワ)を吸収したことによりシズの姿をやや幼くした容姿として人化する能力を身につけた。人化した際は銀髪金眼の愛くるしい少女よりの中性的な容姿となり、黒を基調とした獣毛獣皮のコートなどを身につける。
 名付けした配下の魔物たちを家族のように思っており、配下が1人でも欠けると精神のバランスを崩す。交友関係として暴風竜ヴェルドラとは魂の回廊を繋いだ親友、魔王ミリムとは親友の間柄を持っている。
 異世界への転生時に獲得した能力:大賢者、捕食者、刺突耐性、物理攻撃耐性、痛覚無効、電流耐性、麻痺耐性、熱変動耐性

井沢静江(シズエ・イザワ)

 リムルの人型時の姿の元となっている儚げな美少女の姿を持っていた元日本人の女性。劇中ではシズと名乗る。
 東京大空襲下の炎上する東京から魔王レオン・クロムウェルにより異世界に召喚された。レオンは一度は見放したものの、炎への適正を見抜いたため上位精霊である炎の巨人(イフリート)を召喚し、肉体を与えるために憑依させた。生き延びるためにイフリートが憑依することを許可したものの、身体を奪われるのを嫌ったことで『変質者』を獲得し、身体は支配されたものの、自我を保つことが出来た。このことから自分を人間として見ていないレオンへの強い憎しみを持つこととなる。
 のちに暴走したイフリートをリムルが『捕食者』で取り込んだことにより暴走は収まったが、シズの生命力の維持にもイフリートが使用されていたこともあり、急速に衰えた生命力は回復の見込みがなく、シズは自らの意志でリムルの中で眠ることを望んだ。

 

この漫画の特徴

転生したらスライムだった件

 37歳男性、彼女なし、童貞、普通の会社員の三上悟は死後、異世界へ転生しスライムとしての第二の生を受けた。転生後、世界で恐れられ、今や勇者の封印を受けて身動きが取れないでいたヴェルドラと名乗る巨大な竜と友達になり、スライムはヴェルドラにリムル=テンペストと名を贈られる。そしてリムルはヴェルドラに封印を解くことを約束し、解く方法がわかった時にすぐに解けるようにするためスキルである「捕食者で」ヴェルドラを一旦取り込んだ。
 スライムの特性から得られるスキルを身につけ、転生時に獲得したスキル「捕食者」で取り込んだ魔物のスキルを次々に習得していく(=どんどん強くなっていく)。


出典:転生したらスライムだった件 1巻より


 

出会った魔物を次々に仲間に

 ゴブリンと牙狼族との抗争を止めたリムルは2つの種族をまとめ上げ、族長的ポジションに収まる。その時、ゴブリンは一個体に対して名前はなく全て「ゴブリン」と総称されていた。さらにそれは牙狼族も同じであり、リムルはゴブリンと牙狼族の一体一体を区別するために名をつけることにした。
 名前をつけている最中、リムルは魔力を消費しておりひどい虚脱感におそわれる。起きたのは3日後だった。リムルは起きて周囲の異変に気付く。それは、自分が名付けたゴブリン達がリムルの魔力を得て進化していたこと。この世界では名付けると名付けたものに対して名付け親の魔力を受け取り強化するという仕組みだったのだ。
 その後もリムルに忠誠を誓った鬼やオークにも次々に名前をつけリムルを中心とした族の集まりは次第に強力な魔物が支配する村→街→国へと成長。他の国や魔王にも目をつけられるまで成長していく。


出典:転生したらスライムだった件 1巻より


 

自分と同じ異世界転生者に遭遇

 森を進んでいる人間のパーティ4人組が大蟻に襲われているところをリムルが助ける。その時にリムルはそのパーティのうちの一人であったシズに自分と同じ異世界転生者であることを自白される。同じ異世界転生者としてすぐに打ち解ける二人だったが、シズは体に炎の精霊・イフリートを宿しており、ある拍子にイフリートがシズを飲み込み表へと飛び出し暴れまわる。
 イフリートとの戦闘はリムルがイフリートを捕食するという形で幕を閉じた。しかし、シズはそもそもイフリートから生命力を受け取って生活をしていたためイフリートが抜けたシズはそのまま老いて亡くなった。シズの遺言として「リムルの持つ記憶の中にいたい」という言葉を受けてリムルはシズを捕食。
 シズを捕食したことにより、リムルはシズの姿で行動することができるようになった。


出典:転生したらスライムだった件 2巻より


 

評価・感想

 普通の人間が魔物や魔法、魔王、精霊、王国などがある異世界に転生するも、体はスライムとなっていた。しかし、スライムの体でも幅広いスキルの習得により多くの困難を解決しながら魔物達をまとめていくという話。まず自分はそもそも流行りの異世界転生というものにあまり関心がなかったが、馴染みのあるリアルからスタートすることによってファンタジーもののデメリットであるとっつきにくさが全くなかった点がすごく良かった。底辺ではないにしてもリアルで活躍できなかった人間が異世界では誰もが認める人間(生物)に生まれ変わり大活躍する姿は読者側としては爽快感があるのもまた良い点だろう。

 次にこの漫画単体での感想。展開がスピーディーで次から次へと進んでいくので中だるみもなく非常に読みやすいと感じた。多くのゲームなどでは最弱扱いを受け、本作品でも同様の扱いを受けるスライムが作中で恐れられるドラゴンに認められ、たくさんの種族をまとめ上げ、人間や魔王に一目置かれたりと出世街道まっしぐらで進む内容が読みやすさの特徴になっているのだろう。
 また、名前をつけたら進化したり、スライムがスキルを習得したりなど主人公を含めその他キャラの成長が目に見えてわかりやすく、大きな戦いでは主人公やその他フォーカスされた仲間への期待感が強まるのも特徴の1つ。しかも、得たスキルを組み合わせて頭脳戦も展開することが可能となっている。
 読者側には読みやすく、作者側としても(多分)書きやすい双方に強みを持った漫画。特に原作は書いていて楽しいでしょうね。
 

評価点:84点
しょーり

しょーり管理者 兼 ライター

投稿者プロフィール

ライターのしょーりです。

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  1. Great article, very useful !!

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